目次 1 「相続税評価額」とは? 2 土地の評価方法は2種類|路線価方式と倍率方式 3 土地の評価を下げるための減額要素とは? 4 建物の評価方法は「固定資産税評価額」でOK 5 金融資産の評価方法まとめ 6 時価との違いに注意!相続税評価額は低めに設定されている 1 「相続税評価額」とは? こんにちは。富士市・富士宮の税理士の飯野明宏です。 相続税評価額とは、相続税を計算するために国が定めた“評価のルール”に基づいて算出される金額です。 現金や預金であれば「相続開始時(被相続人が亡くなった時等)の残高」で評価できますが、不動産や株式などは「市場価格」と「評価額」に、原則としてズレが生じるため、一定の計算ルールが用意されています。 たとえば1億円の土地でも、評価額は8,000万円以下になることもあります。 なぜ相続税評価額を正確に把握する必要があるのでしょうか?…