文化を継続的に発信しつづけているDOMMUNEというYOUTUBEライブ番組があります。ほぼアーカイブは残らないので、あら、最近増えましたね、基本ライブで観る必要があります。ドイツ大使館の中でやったDJ NOBUのプレイは凄かった!世界最高のクラブ、ベルクハインでプレイした実績のある一流プレイヤーです。ベルクハインは、バウンサーという門番がいて、クラブの雰囲気を壊しかねない人は入れません。というか、ほとんど中に入れません。基本的にテクノが好きなベルリン人のための場所なのです。私はなぜか入れました。
この世のものではなかったです。あそこは音楽好きにとっては、この世に実在する天国の1つ。元発電所なので建物が非常に頑丈で建物に音が共振しない。とんでもない金額の機材が最高の音のために惜しげもなく設置されている。私はベルクハインにあるメーカーのスピーカー(FUNKTION ONE)で一番安いのを1式だけ買おうと調べましたが、全然無理でした(一番安くても一式そろえると1,000万円弱)。そのスピーカーがどんだけ付いてんだってくらいたくさんついています。そして、そこにいるのは本当に音楽が好きな厳選された客だけ。ドイツ在住のオーストラリア人に「マジでベルクハインは最高だったよ!」とヨルダン旅行中に会話をしたら、「あそこは天国らしいね。俺は行ったことはないけど。そして地獄だ。」と言っていました。まあ、無法地帯です。セックス・ドラッグ・ロックンロールの代わりにテクノです。入る気で行くなら覚悟をしていかないといけません。最低48時間は寝ない覚悟を。
限界と思って、ベルクハインの外に出たときに、出会った薬のキマってるぽいドイツ人と話たのですが「おまえは寝ないタイプなのか?俺は寝ないタイプだよ。」という会話をしているのを覚えています。
私はDOMMUNEは差し引いて観るべきだと思います。衒学的なオブラートにつつまれているからです。衒学というのは、「学問・知識のあることを自慢し見せびらかすこと」らしいです。簡単にいうとニューアカデニズムっぽい。私より10歳ほど年上の人がマネージしているので、しかたないのですが。その人は宇川直宏さんです。私は彼は嫌いじゃないです。経験を語っている時は良い。でも、知識を語っているときは意味不明(で、たぶん良いと思っていて、それがカッコイイとたぶん思っている)。簡単な言葉で率直に話すタイプの若いゲストの回がアタリ回です(DOMMUNEにアーカイブは残っていないですが、打楽器奏者の會田瑞樹さんの回がアタリ回でした。)。衒学のケムリが湧きません。宮台真司とダースレイダーの回は、10秒も観てられないです。東大入っても、こうなっちゃおしまいだなと思います。言い過ぎました。
ちょっと前は、全部観ていた時期もありましたが、ちょっと気持ち悪くなるほど観た結果思ったしだいです。ほぼ必ずDJライブがあるのですが、これは聞いて損はないです。好むと好まざると聴くべき。一般的な音楽しか聞いたことのない人にとっては、音楽の概念が広がること間違いないです。
PCでの音楽環境で私の中でコスパ最強だと思うものを、一応書いておきます。
1 まずは、USBで音のデータを外に出さないといけません。イヤフォンジャックをスピーカーに繋ぐなんてダメです。あれ、イヤフォンで聞くものですから。一応、紹介の仕方がAmazonしかわからないので、Amazonで紹介しますが、あそこは並行輸入品だと一応プロの友人から聞いたのサウンドハウスが新品では最安値だと思います。音楽関係はサウンドハウス以外で買ったことはないです。リモート会議対応も、全てサウンドハウス。
オススメはマッキーのBIG KNOBです。マッキーはミキサーの一流メーカー。特徴は音量調整のためにデッカイホイールが付いていることです。めっちゃ使いやすい。私は雑に使っていますが、かなり繊細なセッティングにも耐えられます。インターフェースなので、音をPCに取り込むことも可能(のはず)。
USBからデータを音に変えたら、今度はそれを発するスピーカーが必要です。私は元々ピュアオーディオ派(スピーカーとアンプが別)でしたが、このパワードスピーカー(アンプ内蔵型スピーカー)を聴いてから、全然これでいいじゃん、となりました。確かに、音の個性という意味では、ほぼ無個性です。音に個性を求める場合はピュアオーディオの世界へようこそ。お金に余裕がある人には、ジャーマンフィジックスのザ・ガウディをオススメします。東京オーディオショーで聞いて、圧倒的な音の良さでした。これより良い音のスピーカーは聴いたことないです。ただ、専用に設計された60畳以上の部屋が必要で、スピーカー単体で家1軒分します。
スピーカーのオススメは、これ。JBL ( ジェービーエル ) / 305P MKII
これは猛烈に安い。普通の感覚でも安い。BIG KNOBは正直プロ仕様に耐えるオーバースペックで(でも、でかいノブに価値あり)、ちょっと普通の感覚だと高いと思うけど、これは安い。とんでもないコストパフォーマンスです。そのへんの家電量販店で適当なものを買うなら絶対にこれをオススメします。買って後悔のしようがない。もし、後悔したら、初期の故障か、自分の耳を疑ってください。
そして、家が頑丈、あるいは音を出しても平気で、もう少し音を良くしたければサブウーファーで低音を強化してください。低音は無指向性(どこに置いても変わらない音)なので、適当につなげてその辺に置いておけば重低音が付加されます。Amazonにもあるにはあったのですが、おまけ付きでサウンドハウスの3倍の値段でぼったくってるので、画像は出ないけどサウンドハウスのリンクをはっておきます。
JBL ( ジェービーエル ) / LSR310S サブウーファー
ちなみに、リモート会議等で使うマイクにおいて、指向性というのは非常に大事です。うちは、会議室や各部屋をつなぐ装置には無指向性で周辺の全ての音を拾うマイク。各従業員に1台ずつ単指向性のマイクを用意しています。単指向性だと、そのマイクの前で発せられた音しか拾わない。だから、複数人いる部屋でリモート会議をしても、イヤフォンさえつけていれば可能です。まだ使う機会がほとんどありませんが。これから頻繁に使うでしょう。
ニーズがあるためか、リモート会議用の安い単指向性マイクがサウンドハウスにも売ってませんでした。5台はあるから、使いまわそうかな。消毒して。