元楽天とAmazonのECCが送るEC雑談~その2. ECモールではランキングが超重要編~

2022年9月15日
Posted in コラム
2022年9月15日 飯野悠美子

税理士のイイノの妻、ユミコが書いています。

 

※ここからいっときは、前回と同じ内容※

私が気軽に書けて、他の方にとって価値のあるブログって何なのだろう…..と考えて第一に出てきたもの….

それは、税理士事務所の前に複数年に渡り携わってきた、EC界隈の基礎的な経験を纏めたブログではないか….

ということで、今後は不定期にECに関する話も書いていこうかと思っております。

特に、楽天やAmazonに出店している中小企業さんやEC店長さん、楽天市場の裏側を知りたい方には、ちょっとお役に立てるのではという視点で書いて参ります。

 

私は事務所のメンバー紹介にも書いていますが、過去のキャリアにおいて、楽天(株)で楽天のECCを、(株)電通デジタルでAmazonのECCをやっていました。

自分が居たからこそわかるのですが、インターネットサービスの変化は余りにも日々目まぐるしく、半年でも現場を離れていると、浦島太郎みたいな扱いをされる様な世界です。

そのため、ここでは、これは今後も変わらないだろうなという基礎的な話や、当時はこうでしたという内容を書いていくことになるかとは思いますが、悪しからずご容赦ください。

ただ、当時だと言えない様な今だから言える話や、後から振り返ったからこそわかる話が出てくる点は、提供できる利点かもしれません。

※ここまでが前回と同じ内容※

 

さて、今日は、楽天市場のランキングについてです。

消費者側の立場で楽天市場を見ていると、なんとなくあるな~、参考にするか程度の認識であろう、売れ筋ランキングですが、ECモールでWebマーケティングをしている人にとっては、常時、死活問題程に重要なのです。

 

例えば、今日の総合ランキングを見ると下記の様なラインナップとなっております。

 

私が退職した2017年から5年も経過しているのに、何も変わっとらんではないか!!というラインナップに驚きました。

でもその分説明ができるということで….

例えば、まず理解を深めてもらうためにも、この6商品を下記の通り、カテゴリ分けしてみたいと思います。

 

(1)マスク

私は新卒でECに携わったことで、いろんな意味で社会勉強をできたなぁという感想を持っています。このランキングもそのうちの一つです。

この現時点のデイリーランキング、世の中をまんま反映しています。(特に東京とか関東圏の。)

マスクはその代表的な商材で、政府の水際対策も緩和されつつあるとはいえ、コロナ禍でマスクが常備商品として必要なことは、誰もが周知のことでしょう。

楽天やAmazonが確か一時期、ランキングがマスクだらけすぎて、マスク関連商品の表示を消していた時もあった記憶があります。

 

(2)お節

ECでは12月は年間でも最も売上が上がりやすい時期となります。

特にお節は、冬の季節商材なので、今の時期から12月までにどれだけ新規のお客様が獲得できるかが、勝負です。

いや、そこしかむしろ勝負できません。

その点を抑えた動きを、EC老舗のちこり村さんが、ばっちり取られている感じですね。早割りでスタートダッシュを決める感じです。

在庫の準備を早めに行うという意味でも、重要な時期かと思います。

新卒で入社した時に、その年のお節の販売が8月には始まっているのが当たり前と聞いて「早過ぎじゃね?」と思っていました。

ですが、今となっては、その時期に準備が始まっていないと、むしろEC担当者としては負けだなというのが、認識として定着しました。

 

(3)スプラトゥーン

ジャニーズのCDとか、人気アニメのフィギュアと同じ枠ですね。

発売日が決まっていて、根強いファンが多いので、楽天市場とか関係なく、全ての場所で同じ現象が起きているので、はいはいという感じです。

 

(4)シードコムスのサプリ

世の中ではあまり聞いたことがない名前….と思われるかもしれませんが、楽天市場では誰もが知る有名店です。

沖縄にあるサプリ屋さんで、格安でダイエット・健康、美容などのサプリが購入できます。

私が新卒で入った頃は、確か楽天発の記事の中で、沖縄という地理的な弱点を克服するために、サプリという小型で送れて、

全国どこでも定額で遅れるメール便を使うことで、その弱みを克服した!みたいなことをおっしゃっていた気がします。

 

特にこの中でも、(2)と(4)が楽天市場らしさの現れている商品カテゴリになるのかなぁと思います。

 

今回のブログのテーマであるランキングの重要性というのが最もわかりやすく現れているのが、(2)のお節でしょう。

なぜなら、楽天市場のECCや老舗店舗様なら誰しも知る総合ランキングで無料アクセス沢山獲得するぞ&難易度高い総合ランキングに入ることでお店とかその商品の価値上げるぞ作戦に繋がるヒントが得られるからです。

今日は平日で特に楽天市場でイベントが行われている訳でもないので、このショップさんの何かしらの都合で販売日が昨日だっただけかもしれないのですが、おそらく予約かごを使った販売を行われたのではないかと思われます。

 

この予約かごの仕組みと楽天市場のイベントを使って、下記のようなことができます。

 

①お買い物マラソン等のイベント前日を販売日に定め、予約注文の仕組みを使って、新規・リピーターの両方のお客様からの予約を、カゴにためる

 

②イベント前日にかごを落として、数百万円分の予約を一気に計上する

※ランキングに載せるための実際に必要な金額は知っていますが、退職後とは言え、あまりに社外秘的な情報なので、ぼやかします 笑 気になる方は、直接私に連絡下さい 笑

 

③イベント当日に総合ランキングに表示され、ショップへのアクセスが急上昇する

 

④イベント中の楽天市場のマーケティング施策×総合ランキングの影響(膨大なアクセス数&ランキング掲載という商品価値向上感)×できれば店舗独自企画により、どっかーんと売れる

 

⑤どっかーんと売れた実績をもって、リピーターにもメルマガを送付し、ランキング入賞をアピールすることで、動いてなかったリピーターも動かす

 

⑥うまくいけば、予約注文のために使った広告費全部回収したうえで、店舗は商売繁盛 ※広告使わない場合もあり

 

⑦「楽天市場総合ランキング●位獲得 2022」「楽天市場●●ジャンルランキング1位獲得2022」みたいなシールを貼って、リアルな店頭でも繁盛

 

これはめちゃくちゃ鉄板の売上を作るための楽天市場内施策なのですが、世の中には知らない方もいらっしゃるかもしれないので、今回はブログに記載してみました。こんなの無料で公開しちゃって良いのかな…と当時の私であれば思う様な一応内容です。簡単なんだけど思いつかないとできない施策です。

私の記憶にあるクリスマスツリーの店舗様では、この仕組みを使って1年位予約販売をかごに溜めて、冬頃にランキング入賞して売上規模を拡大していたショップもありました…

日本人は他の国のEC動向に比べても、確かランキングを見て購入する人口の割合がかなり高かったはずです。

そもそも予約そんな溜まらないし…とか個別の課題は色々あるものの、絶対お店を拡大していきたい!とか、自慢の商品を育てて将来売れる様にしたい!とかいう希望のある店舗様については、一度ECCに相談してみても良いかもしれませんね。

上記で書いた概要は、まじで”概要”なので、かなり細かい調整が、実際には必要です。タイミングとか、競合の動きとか、売上規模とか、そこから逆算される動かすリピーターの数とか、新規獲得に当たり取らないといけないアクセスとか、その為に必要な広告いくらかとか、実際ランキング入った後どういう動きするかとか、キャプチャ画像取り忘れない様にするとか、それ以外にもいろいろと兎に角細かい調整や確認が必要です。

 

(まぁそもそも、ランキングに入れるかどうかとかは、あくまでプロモーション施策なので、最も重要なのは、商品そのものの力、そしてその商品を作るための商品開発なのでは….という部分を、実際に広告を扱って、商品が出来上がって以降にどうにかして売ろうという部分に力を入れてきた者としては痛感しておりますが….まぁ、難しい部分ですよね!)

 

余談ですが、2017年の時点では、下記商品の検索画面に表示されている「ランキング入賞」という文字はなかったので、以降に追加された機能と思われます。

ランキングも入賞していて、こんだけレビューがあって、更に点数も高いとなると、おせち購入検討層にとっては、必ず候補に挙がる商材になるでしょうね。

強いショップさんのオーナーさんにとっては、追い風となる良い仕組みだと思います。

 

さて、本日は楽天市場のランキング施策について書いて参りました。

次回以降もECネタをまた不定期にお届けしたいと思います。

ご興味のある方はぜひお読みください!では!

 

飯野悠美子

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