税理士の妻ユミコが、皆様と一緒に、税理士について知ろう!というシリーズです。
第2「 必要なのはストーリー」
顧問先様との面談の席に同席した際や、事務所の中で会計・税務について所員どうしが議論していると、さまざまな話が耳に入ってきます。
特に印象深かったのは、税理士の飯野とベテラン職員による税務調査立会に、1度だけ同席したときのことです。税理士のイイノが、雑用と勉強をかねて同席させてくれました。実際は、置物でしたが。
調査官との、やり取りなどを観察する中で、この「ストーリーが必要」を実感することがありました。
調査官が、顧問先様の、会計や税務の処理と、その根拠となる資料とあわせて、ここでいうストーリーを、確認していたからです。
(イイノ注釈:これは事後的なストーリーですね。人間は生きているので、ストーリーがあるのは、あたりまえ。そうではなくて、ここでのストーリーは、事前に用意しておくべきストーリーのことでしょう。つまり、税法適用の可否の際の理屈です。ある税法を適用したかったら、ストーリーのある理屈を事前に、こねておけ、ということです)
税金のド素人 妻ユミコが読む!税理士ってどんな生き物?|第1 税理士は何を学ぶべきか
税金のド素人 妻ユミコが読む!税理士ってどんな生き物?|第3 税法は理屈の学問