目次 1 法人成り時に選べる資産引継ぎの4つの方法 2 資産ごとの処理方法と注意点 3 引き継げないもの・注意が必要なケース 4 資産引継ぎ時の税務上の重要な注意点 5 法人成りと資産引継ぎは専門家に相談を 6 まとめ:成功する法人成りのために こんにちは。富士市・富士宮の税理士の飯野明宏です。 個人事業主が株式会社や合同会社を設立して法人化する「法人成り」。このタイミングで最も多く寄せられるご質問の一つが、「個人で使っていた資産はどうやって法人に引き継げばいいのか?」という問題です。 パソコンや自動車、在庫商品、さらには事務所として使っている不動産まで、個人事業で使用していた様々な資産を法人にどう移すべきか、悩まれる方は非常に多いです。 この記事では、法人成り時における資産引継ぎの方法、資産の種類ごとの取り扱い、そして注意点まで、具体例を交えながら解説します。 1 法人成り時に選べる資産引継ぎの4つの方法 法人成りの際、個人事業で使用していた資産を法人に引き継ぐ方法には、主に以下の4つがあります。…