目次 1 固定資産税とは?基本的な仕組み 2 相続発生前後の納税義務者 3 相続発生時期と納税額への影響 4 未払い固定資産税の取り扱いと債務控除 5 必要な相続手続きと届出一覧 まとめ 1 固定資産税とは?基本的な仕組み こんにちは。富士市・富士宮の税理士の飯野明宏です。 固定資産税とは、土地・家屋・償却資産といった固定資産に対して課される地方税です。税額は、毎年1月1日時点の所有者(賦課期日現在)に対して、市町村が評価した課税標準額に税率(標準税率1.4%)を乗じて計算されます。評価額は3年ごとに見直され、納税通知書は原則として毎年4月〜6月に送付されます。 2 相続発生前後の納税義務者 1月1日時点で被相続人が固定資産を所有していた場合、その年度の固定資産税は被相続人に課されます。ただし、被相続人がその後亡くなった場合、その税金は相続人に引き継がれます。 相続人がまだ確定していない場合…