税理士の妻ユミコが、皆様と一緒に、税理士について知ろう!というシリーズです。
第45 経験が生きる職業
私は元々インターネットサービス業界にいました。中でもプラットフォームを使って、いかにネット広告を活用して、ECの売上を最大化するかという職種を経験してきました。
EC業界自体ができて20年ほどの歴史しかなく、更には毎日~毎月のレベルで、プラットフォームのサービスに関するルールや機能改善などが行われ、日々の売上を管理するという意味では毎分を争う、スピード感のある仕事でした。
そこから会計・税務という、全く異なる業界に飛び込んだ訳ですが、当初の私の勝手なイメージでは、企業規模で考えたルールに沿う訳でもなく、世界的に見ればECなどと比較すれば、圧倒的に長い歴史もあるので、割りと変化やスピード感が、そんなにない業界なのかなぁと思っていました。
ところがどっこい、今回の章のトピックになっていますが、税理士というのは、意外にも弁護士などの士業と比較すると、毎年の税法改正を適用する必要のある、変化が大きく、スピード感のある業種であることを、後に知りました。
しかも、毎年改良を怠らない様にしないと(具体的には、税制がどの様にか改正されたのか把握し、思想から趣旨などの理解まで行う)、提供できるサービスの厚みが減り、競合優位性が減退するという、一刻も気を抜けない職種であるということを、認識しました。
関根先生の本の章を読み進める度に、良い税理士というのは、自己研磨を毎年コツコツ積み上げられる人でなければならないのだな、厳しい!すごい!とより思う様になりました。
私は将来的に税理士になりたい!とまだ税理士を目指しているレベルですが、その後がいかに重要かということを、思い知らされる日々です。
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