今年も確定申告が始まりました。
令和3年分の確定申告から、ふるさと納税の申告手続きが簡素化されたようです。
ふるさと納税とは、控除上限額内で寄付を行うと合計寄附額から2,000円を引いた額について
所得税の還付・住民税の控除を受けることができ、さらに返礼品ももらえるお得な制度です。
もともと確定申告をする必要のない給与所得者の場合、年間の寄附先が5自治体以内であれば
寄附の都度自治体へ申請書を提出することで確定申告を行わなくても寄附金控除を受けられます。
これをワンストップ特例制度と言いますが、もともと確定申告を行う必要がある場合、
6自治体以上に寄附を行う場合はこの制度は使えません。
確定申告によって寄附金控除を受けるには、各自治体が発行する寄附ごとの「寄附金の受領書」を添付する必要があるのですが
この「寄附金の受領書」に代えて、特定事業者(ふるさと納税を扱うポータルサイト等)が発行する年間寄附額を記載した「寄附金控除に関する証明書」を添付することができるようになりました。
これによって、バラバラに届く書類を管理したり、紛失の心配をする必要がなくなります。
申告が大変そうだと敬遠されていた方も、今年こそはふるさと納税を考えてみてはいかがでしょうか。