贈与税のしくみとは?課税方法・計算例・非課税制度 こんにちは。富士市・富士宮市の税理士、飯野明宏です。 親や祖父母から財産を譲り受ける「贈与」。お金や土地、不動産をもらったとき、「税金はかかるの?」「申告は必要?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 今回は、贈与税の基本的なしくみから、課税の方法、税率の計算、非課税となる特例制度まで、贈与税に関する知識をわかりやすく解説します。 📚 目次 第1章|贈与税とは?誰に、いつ課されるの? 第2章|贈与税の課税方式と基礎控除 第3章|贈与税の計算方法と税率 第4章|非課税となる贈与とは? 第5章|贈与税の申告・納付はいつまで? 第6章|贈与税を巡るトラブルを防ぐには? 第1章|贈与税とは?誰に、いつ課されるの? 贈与税とは、個人から個人へ財産を無償で渡したときに、財産を「もらった側」が負担する税金です。 課税されるのは誰? 贈与税の納税義務者:財産をもらった「受贈者」 課税対象:個人から個人への贈与(法人は対象外) たとえば、親から子へ、祖父母から孫へ不動産や現金を贈与した場合、もらった側に贈与税がかかる可能性があります。 第2章|贈与税の課税方式と基礎控除 贈与税は、原則として「暦年課税方式」により課税されます。…