目次 1. 相続税は「基礎控除」以内ならかからない 2. 法定相続人の数え方と注意点 3. 相続税がかかるかどうかを判断するポイント 4. 特例を使って税額ゼロにしても申告は必要 こんにちは。富士市・富士宮の税理士の飯野明宏です。 「相続税って、自分には関係あるの?」「基礎控除って聞いたことはあるけど、よくわからない…」 そんな疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。相続税はすべての人にかかるわけではありません。基礎控除という“非課税の枠”が設けられており、これを超えるかどうかが申告・納税の判断基準になります。 この記事では、相続税の基礎控除額の計算方法、法定相続人の正しい数え方、相続税が必要となる“ボーダーライン”について解説します。 1. 相続税は「基礎控除」以内ならかからない 相続税の申告が必要かどうかは、遺産の総額が「基礎控除額」を超えるかどうかで決まります。 この基礎控除額は、以下の式で計算します。 3,000万円 + 法定相続人の数…