目次 1 年金形式で受け取ると「雑所得」に 2 「公的年金等控除」が適用される 3 年金受取時の注意点 4 計画的な受け取りで節税効果を高める 5 まとめ|年金形式でも控除を活かせば税負担を抑えられる こんにちは。富士市・富士宮の税理士、飯野明宏です。 老後の生活資金を確保する手段として注目されているiDeCo(個人型確定拠出年金)。掛金拠出時には所得控除が受けられ、運用益も非課税といった税制優遇が用意されていますが、受け取り時には課税される点に注意が必要です。 この記事では、iDeCoの給付金を「年金形式」で受け取る場合にかかる税金と、その計算方法について解説します。 1 年金形式で受け取ると「雑所得」に iDeCoを年金として分割で受け取る場合、受取額は雑所得として扱われます。この雑所得は総合課税の対象となり、他の所得(たとえば公的年金や給与所得など)と合算されて課税額が決まります。 雑所得の課税対象になるという点は、年金形式の受け取りにおける注意点です。 2 「公的年金等控除」が適用される…