法定相続分とは?相続すべき「割合」を知っておこう 目次 第1章|そもそも相続分とは? 第2章|法定相続分とは? 第3章|配偶者がいる場合の法定相続分 第4章|配偶者がいない場合の法定相続分 第5章|なぜ法定相続分を知ることが大切なのか? まとめ こんにちは。富士市・富士宮市を中心に相続税申告や生前対策の支援を行っている税理士・公認会計士の飯野明宏です。 「法定相続分」について解説します。 第1章|そもそも相続分とは? 「相続分」とは、亡くなった方(被相続人)の財産を、相続人がどれだけ受け取るかという“割合”のことです。 たとえば、相続人が2人いれば、1人あたり1/2ずつ相続することも考えられます。 しかし、相続は家族や親族間で起こるため、金額や気持ちの面でもトラブルが生じやすいものです。そのため、民法ではこの「相続分」について、あらかじめルールが定められており、これを「法定相続分」といいます。 第2章|法定相続分とは? 「法定相続分」とは、民法に定められた、相続人が財産を受け取るべき割合のことです。 この法定相続分は、遺言書がない場合や、遺産分割協議がまとまらない場合に大きな役割を果たします。また、プラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も、相続人が法定相続分に応じて負担することになります。 第3章|配偶者がいる場合の法定相続分 法定相続分のうち、配偶者がいる場合の主なパターンは次のとおりです。 【法定相続分の一覧(配偶者ありの場合)】…