先日から、税理士の飯野がオススメする「税理士のための百箇条-実務と判断の指針-」について、妻ユミコがまとめてみたシリーズを、お届けしています。
筆者は、税理士・公認会計士・弁護士の3つの資格をお持ちの、関根稔先生です。
先生が、各業界を見てきた視点で、主に若手税理士などに向けて「気付き」を与える目的で、執筆された本です。
わたしは将来的に税理士を目指しているので、少し早いですが、大先生からのアドバイスを先に読むことができる、貴重な機会にしていきたいと思っております!
今回は、第9 税法に備わる「公平の作用」です。
簿記の勉強をしていると、レベルがまだ低い段階でも、「会計」と「税法」の違いは、その目的の違いでも理解できるというような、説明が出てきます。
ただ「公平」と言っても、具体的に説明し難い概念だと思ってしまいますが、ここでは、シンプルで肯定的に、税法に備わる「公平の作用」を、説明下さっている章だと思いました。
税法の公平性は、上記3つの公平で成り立っていて、特に累進課税率については、ネズミ小僧(大名屋敷などから盗み、貧しい層に施す泥棒)の様な意味で、優れた思想であると述べています。
現在は素人の域なので難しいことは私はわかっていませんが、私も日本のこの税法は、和を重視する、日本の風土や価値観に合うのではないかと、肯定的な気持ちになりました。
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