目次 1. 免税事業者がインボイスを発行できない理由 2. 免税事業者→課税事業者になるとどうなる? 3. 納税額が心配な方へ。「2割特例」とは? 4. 2割特例のメリット 5. 注意点:誰でも使えるわけではない! 事業者が知るべき「2割特例」 こんにちは。富士市・富士宮市で税理士業務を行っている飯野明宏です。 2023年(令和5年)10月からスタートした「インボイス制度」は、特に免税事業者の皆様にとって大きな転機となりました。 「取引先からインボイスを求められた」「課税事業者にならないと取引継続が難しい…」 そんな声に対応するため、免税事業者がインボイス発行事業者になる場合の特例として設けられたのが「2割特例」です。 今回は、この制度の仕組みとメリット、注意点を分かりやすく解説します。 1 免税事業者がインボイスを発行できない理由 インボイス制度では、課税事業者(仕入先)が仕入税額控除を受けるために、「適格請求書(インボイス)」の保存が必要です。…