こんにちは。富士市・富士宮の税理士、飯野明宏です。 商品を取り扱うあらゆる企業にとって、在庫管理は欠かせない業務の一つです。そして、企業の財産ともいえる棚卸資産を適切に評価することは、正確な利益を計算し、適切な納税を行う上で非常に重要です。 棚卸資産とは、会社が保有する未売却の商品や製品、製造途中の仕掛品、未使用の原材料や消耗品など、財産価値のある物品を指します。決算時には、これらの棚卸資産を数え(棚卸)、その評価額を決定する必要があります。この評価額が売上原価の計算に影響するため、正確な経営状況を把握する上で棚卸資産の計算方法は非常に重要となります。 本記事では、棚卸資産の計算方法について詳しく解説します。 https://iinotax.com/blog/7436/ 目次 1. 棚卸資産評価方法の全体像 2. 原価法に含まれる計算方法 3. 低価法について 4. 適切な評価方法の選択と税務署への届け出 5. 業種・商品別の推奨評価方法 6. まとめ 1 棚卸資産評価方法の全体像…