目次 1 修繕費と資本的支出の定義 2 具体的な支出例と区分の実例 3 判断が難しいケースと国税庁の判断基準 4 中古資産に対する資本的支出の取り扱い 5 税務調査でのチェックポイントと対策 6 まとめ:グレーゾーンを避けるには記録と計画が鍵 こんにちは。富士市・富士宮の税理士、飯野明宏です。 固定資産にかかる支出のうち、それが「修繕費」としてその期の経費となるのか、「資本的支出」として資産計上されるのかは、事業者にとって非常に重要な判断です。この区分によって税金の金額が変わるため、税務調査でも頻繁に確認される論点です。 本記事では、修繕費と資本的支出の違いを明確にしたうえで、判断基準、具体例、税務調査の注意点を解説します。 1 修繕費と資本的支出の定義 ● 修繕費とは…